平岡歯科

歯科口腔外科

歯科口腔外科

歯科口腔外科とは?

歯科口腔外科は、虫歯や歯周病など一般歯科で対応する範囲を超えて、口の中や顎、顔周りの複雑な症状を外科的に治療する診療科です。
主な対象は次のようなものです。

  • 親知らずなどの難しい抜歯
  • 顎関節症や噛み合わせ異常
  • 顎や口の外傷
  • 腫瘍や嚢胞(できもの)
  • 口内炎や粘膜疾患
  • インプラント治療
  • 口臭や味覚障害、神経のトラブル

特に「親知らずの抜歯」は代表的な治療のひとつで、横向きに埋まっている場合などは一般歯科では難しいため、口腔外科で対応する必要があります。
当院では、歯だけでなく顎や顔全体に関わる幅広い症状に対応しています。

親知らずの抜歯が必要なケースと放置リスク

親知らずは、正しくまっすぐ生えてくるとは限りません。
横や斜めに埋まっていると隣の歯を圧迫し、炎症や腫れを繰り返す原因になります。
特に以下のようなケースでは抜歯を検討すべきです。

  • 斜めや横に生えている
  • 歯ぐきが腫れやすい
  • 隣の歯がむし歯になっている
  • 慢性的な痛みや違和感がある

放置すると、炎症が骨や歯ぐきに広がったり、隣の健康な歯の寿命を縮めたりするリスクがあります。
虫歯や口臭、噛み合わせの不調にもつながるため、早めの診断・処置が大切です。

親知らずの抜歯の流れと注意点について

  • 初診と診断

    まずは症状やお悩みを伺い、レントゲン撮影で親知らずの位置や状態を確認します。

    すぐに抜歯が必要な場合もあれば、経過観察が適しているケースもあります。

  • 精密検査

    必要に応じてCT撮影を行い、神経や血管との位置関係を三次元的に確認します。

    下顎の親知らずは神経に近いことが多いため、安全に抜歯するためには欠かせません。

  • 抜歯手術と術後ケア

    局所麻酔で痛みを抑え、親知らずの位置に応じて15〜60分程度で抜歯を行います。

抜歯後は痛みや腫れが出やすいため、処方薬の服用や冷却で対応します。
2〜3日は安静を心がけ、出血や炎症を防ぐことが大切です。
うがいのしすぎや患部を触る行為は、治りを遅らせる原因になるため控えましょう。
また、ドライソケット(血餅がはがれて強い痛みが続く状態)を防ぐためにも、指や舌で抜歯部位を触らないことが重要です。

顎関節症とは?よくある症状と原因について

顎関節症は「口を開けると顎が痛む」「口が開きにくい」「カクカクと音がする」などの症状を引き起こす病気です。
原因はさまざまで、噛み合わせの不調、歯ぎしりや食いしばり、ストレス、頬杖などの生活習慣、さらには姿勢の悪さや長時間のスマホ使用も関係します。
軽度であれば自然に改善することもありますが、症状が続く場合は早めに検査を受けることをおすすめします。

顎関節症とは?よくある症状と原因について

顎関節症の検査方法と診断の流れ

検査は、まず問診や視診・触診で顎の動きや痛みの程度を確認します。
必要に応じてレントゲン、CTを使用し、骨や関節円板、筋肉の状態を詳しく調べます。
得られた結果を総合して診断を行い、症状のタイプに合わせて治療方針を立てていきます。

顎関節症の検査方法と診断の流れ

唇や口の中を切った・ぶつけたときの応急処置と受診の目安

転倒や事故で口の中をけがした場合は、まず水で傷口を洗い、清潔なガーゼなどで圧迫して止血しましょう。腫れがある場合は、冷やすことで症状が落ち着くことがあります。
なお、意識を失った場合や、頭部に強い衝撃を受けたと考えられる場合は、速やかに医科を受診してください。

また、以下のような症状が見られる場合は、早めに当院までご相談ください。

  • 出血が10分以上止まらない
  • 切り傷が深い、口の中が大きく裂けた
  • 歯が折れたりグラグラしている
  • 傷口に異物が残っている
  • 数日経っても腫れや痛みが強くなる

早めの受診が、傷跡や後遺症を防ぐことにつながります。

転倒・スポーツなどによる歯や口周りの外傷に関して

スポーツや事故で歯が抜けてしまった場合、乾燥させないことが大切です。
汚れていても水道水などで歯を洗わないようにし牛乳に浸けるか、歯の保存液があればそこに入れて当院にお持ちください。
牛乳も手に入らないときは、口の中で唾液に浸しておく方法もあります。
出血している場合は清潔なガーゼで圧迫し、止血を行いましょう。
予防策として、スポーツをされる方にはマウスガードの使用がおすすめです。
オーダーメイドのマウスピースは歯並びにぴったり合い、歯の破折や顎の骨折を防ぐ効果があります。
デザインも豊富で、競技を楽しみながら大切な歯を守ることができます。

大分市二又町で歯科口腔外科をお探しの方へ

大分市二又町の平岡歯科では、親知らずの抜歯から顎関節症、スポーツ外傷まで幅広く対応しています。
患者様一人ひとりのお口の状態や生活背景に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
「親知らずを抜いたほうがいいのかわからない」「顎の痛みが続いて不安」「スポーツ中のケガが心配」など、どんな小さなお悩みでも構いません。
まずはお気軽にご相談ください。

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